皆さんは夢をよく見るほうだろうか。
私はよく見る。細かい内容まで覚えていることが多い。
たまーに強烈に面白いと思ったものは起きた瞬間にスマホにメモったりする。あんまり夢日記をつけると狂ってしまうとか怖い話もあるので最近は控えているが。
で、本題だが、夢って大概が支離滅裂で無茶苦茶で世紀末なことが多くないか?
個人的にシュールな笑いが好きなせいか、ふざけ倒した夢の展開に爆笑しながら起きることも多々ある。
夢日記とかつけなくても僕の頭狂っちゃってんじゃないですかね、ってくらいふざけてる。
「何か面白い話して」と言われるとはたと困ってしまうのがコンプレックスなくらいに私は面白くない人間である。
しかし、常軌を逸した展開が起きまくる、万国吃驚満点大笑いサーカスみたいな夢は間違いなく私の脳内で練り上げられたものだ。
そう考えると「人間の脳は普段、数パーセントの能力しか発揮していない」という説にも頷ける。起きてたらあんなシュールなことは考えられない。
例を一つ。サッカー好きなせいかサッカー関連の夢をよく見る。
寝起きの朦朧とした頭でメモったせいか、訳の分からなさに拍車がかかった内容だが、混沌具合を感じてほしいので原文ママで紹介することにする。
「皆そろそろオチを待ってるんだろ?でもアイスランド人は皆なんでも好きだから「やっぱ一番はマクドナルド」なんて言わないんだ」→着ぐるみアンパンマンの顔を攻撃
訳が分からない。
覚えている範囲で解説する。
まずロナウドなる人物はクリスティアーノ・ロナウドのことだ。サッカーに興味がなくても知っている人は多いだろう。その筋肉美も有名であり、彫刻のような鍛え上げられた肉体の持ち主。身体は筋肉でボコボコである。
そして次にソフトボールを想像してみてほしい。どんな見てくれか覚えてない人はググってくれ。表面が何というか、ボコボコしているとまでは言わないが細かいデコボコがある。
んでこの誰だか知らないが、アイスランド人がジョークのつもりで「オメーの身体ソフトボールみてえにボコボコだな」みたいなことを言ってロナウドの腹筋にボールを投げつけたのだ。
そして面白くなかったのかムカついたのかロナウドは全然笑わなかった。
ここまではいい。
人の身体をソフトボール扱いする感性はどうかと思うが、まだ支離滅裂というほどではない。問題は次のアイスランド人のセリフからだ。
「皆そろそろオチを待ってるんだろ?でもアイスランド人は皆なんでも好きだから「やっぱ一番はマクドナルド」なんて言わないんだ」
まずオチってなに?あれか。ジョークでやったつもりが全然笑ってもらえなかったから、皆がオチを期待していると思ったんだろうか、このアイスランド人は。そしてこれがオチの代名詞ですよね、と言わんばかりに「やっぱ一番はマクドナルド」とかいうセリフが飛び出す。アイスランド人は何でも好きだから好きなモノに順位なんてつけませんってか。そしてたぶんアイスランド人にも好き嫌いはあると思う。
で、どっから出てきたのキミは
しかも顔攻撃されちゃってる。いや、いきなり出てこられるのは困るけど顔を攻撃するのは流石にやりすぎではないか。力が出なくなってしまう。
ここまでシュールではないが他に面白い夢というとこんなのもあった。
彼女が僕の実家に挨拶にくる夢。
ちなみに、夢に彼女がでてくることはよくあるが、大体知らない人だ。
思い返して「あれ、誰?」ってよくなる。しかも現実に彼女がいないときにも夢で彼女として登場してくる。困る。面白いからいいけど。
えー、で、その誰だか分からん恐らく彼女らしい女と実家に行った。
そしたら親父が嬉しそうにしていた。
「いやー彼女なんて連れてきちゃってコイツゥ!」とかいってた。そんでせっかく来てくれたのは嬉しいけど二人っきりにもなりたいだろ、とか気を回してくる。
「コイツでドライブにでも行ってこい!」といって車庫を指さす。
実際の実家にある車はプリウスだが、夢の中では2000年頃のデザインのインプレッサだった。しかもラリー仕様である。「さっきまでダカールラリーいってました」と言わんばかりに砂埃まみれである。カラーは勿論キモオタブルーだった。
母がキレる。「せっかく彼女さんが来てるのにそんな恥ずかしい車出すな!」と。「ちょっと待ってなさい。別の車持ってくるから」といって家の裏に母が消える。
ヴォンッと快音が聞こえる。
んで、出てきたのはポルシェ。カイエン。
そしてそのままポルシェで知らん女とドライブデートした。
「やっぱりV型6気筒は速いね」とか言ってる。誰だお前。
他にもタバコ工場の工場長と殴り合いの喧嘩してたら女体化してしまった夢とか、「俺は戦争を終わらすために月へ最終決戦に行くんだァー!」と絶叫しながら懸垂する夢とか、キョンシーみたいな双子の中国人殺し屋からあいみょんと泳いで逃げる夢とか色々ある。
次はどんな下らない夢を見るんだろうか。