ブログタイトルを変更します

『DONZOKO』ではなんかこう、縁起が悪いなと今更ながらに思ったので、ブログタイトルを変更することにしました。僕が読者だとしたら、「お、何か面白そうな記事があるぞ」と思った矢先、『DONZOKO』なるタイトルが目に入った瞬間、若干読みたくなくなります。

 

なんかお洒落なタイトルにしたい。でも考えるのは面倒臭い。考えたところで、無理やりお洒落にした感が出てしまって恥ずかしくなりそう。

 

ということで、意味はそのまま「どん底」をフランス語変換したものにしようと思いましたが、「bas」という極めて短い単語が出てきました。流石に味気ないので、「深い谷の底」をフランス語変換したものを適用しました。

 

ということで今後、当ブログは『Le foud d'une vallée profonde』として運営していきます。見た目は洒落た感じになったけど、読み方すら分からんわ。ははは。

 

まあ、バンドとかもよく改名しますからね。人間椅子なんて、結成当時は「死ね死ね団」でしたからね。

 

取得したドメインの関係上、URLに「donzoko」の文字は残り続けますが、見なかったことにして下さい。残念ながら、記事の内容そのものがお洒落になることは、多分無いです。

 

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色々と準備

f:id:chicken0215:20210912132431j:plain先日、鎌倉シャツを買い足した。マスクも付いてきた。今までは新卒のときに5枚まとめ買いした青山のノンアイロンのシャツを使っていた。しかし、上司に「辞めまぁす」と伝えてから、呪いがかかったように毎週1枚ずつ肘の部分から生地が裂ける、という憂き目に遭った。いや、単に寿命が来たタイミングだっただけなんだけど。

 

面白いことに5枚全てが肘から裂けるのだ。疲れて伸びをしたりしたタイミングでビリィ、みたいな感じで。最終出勤日には、昼休みのときには既に裂けてしまっており(ジャケット着てるので外見は変わらず)、帰宅後に袖をちぎり捨てて「ウオオ」と絶叫しながら缶ビールを飲み干していた。変な人~。

 

楽だしまたノンアイロンがいいなと思い、面接用に量販店のノンアイロンを1枚買っておいたのだが、洗濯後に「アイロンをかけないとちょっとだらしない」程度の皺が普通に残り、結局アイロンがけをしていた。青山のはそんなことなかったんだけどね。また青山のをリピートしても良かったのだが、5000円もするし、ならあまり値段変わらずで生地とか作りの良い鎌倉シャツにしようということになった。2枚ともフランチェーゼ。青い方はスビンゴールドのちょっといいやつ。これで手元の鎌倉シャツが5枚になったので、1週間着まわすことができる。イエーイ。

 

私はシャツに関してはほとんど全くの無知であり、前に鎌倉シャツを買ったときはカラーステイをゴミだと勘違いして真っ先に捨てたような輩である。反省してちゃんとステイ買いました(220円)。

 

f:id:chicken0215:20210912140230j:plain10本入りなので、うっかり失くしてしまったときも安心。

 

 

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襟の汚れ対策。暮らしていこうな・・・。私のオリジナルでもなんでもないけど、重曹とワイドハイターをペースト状に混ぜたやつを汚れに塗り込むと綺麗になる。

 

 

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最近メルカリに大量出品しているので、売上金でネクタイを購入。ステファノビジの50オンス。未使用品で3000円でした。メルカリ様様やでほんま・・・。

 

 

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タイピンも行方不明になっていたので、こちらもメルカリで購入。このシルバーのものと、

 

 

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ゴールドのものとセットで3000円。ゴールド×螺鈿という妙にゴージャスな仕様で、普段の仕事用には向かないので、パーティーとかに使おうと思います!(行ったことない)

 

以前の私なら、楽天とかで考えもせずに1万5000円くらいのダンヒルあたりをポチってたと思う・・・。仕事で使うものなので、浪費というよりは必要経費だけども、より安くて良い選択肢がないか探すように努力すべきですな。ははは。

 

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どっちもYSL。ゴールドの方はメッキだと思うけど、シルバーの方は925だし、まあまあ良い買い物だったんじゃないかと思う。

 

 

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シルバー925なので、結構な汚れが。早速重曹で汚れ落としをすることにした。やり方はそのまんまこちらから。黒いぼつぼつが白菜の芯っぽい。白菜のは甘さの印だか何かだったと思うが、こちらの場合は汚いだけなので落としま~す。

 

 

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じゃぽ~ん。20分くらい放置。なんか温泉みたいな臭いがする。臭いといえば、最近禁煙を始めた。現在15日目。年間で約18万の浪費。でかすぎ。金かからないし、時間も食わないし、外出から帰った後も服から柔軟剤のいい匂いするし、今のとこ最高。問題は続くかである。続けなきゃいけないんだけど。

 

 

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その後キッチンペーパーで拭いた姿。黒ずみが落ちて肉眼ではかなり綺麗になったが、マクロレンズで撮るとあまりそうは見えない。細かく写っているのは小傷。研磨剤で磨いた方がいいかな、と思ったが、目で見る分にはピカピカなのでいいかな。

 

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新しい職場は意外なことに服装に自由が利く。10月末までクールビズ徹底だし、真夏はポロシャツでOKらしい。スニーカーを履いてる人も見かけた。流石にポロシャツで出勤する勇気はまだないので、しばらくは年中シャツで過ごすことになると思うけど。前の職場、クールビズといいながら真夏でもジャケット必須だったからなぁ。夏の格好が楽、というだけで、結構気が楽になる。残業代もちゃんとでるし。ガンバルゾ~。

 

 

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すげえコミカルに悪い感じで最近好き。

靴の手入れについて

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メンテの方法とかじゃなくて、精神論的な話です。買うものは買ったし(買いすぎ)、今後は金銭管理のために新しいものは買わず、今あるものを大事にしていこう、という方針を立てました。

 

大事にする→手入れする→靴、みたいな超単純な思考回路で、自分の趣味でもある靴について少し考えてみた、というか反省する部分があったので、この機会に記事にしておこうと思います。(反省文なので、ですます口調)

 

結論から書くと、「改めて、ちゃんと手入れして大事にしていこう」ということに気付かされたというか、再認識しました。

 

なんのこっちゃ、という感じですが、ここ2年くらい、靴の手入れをかなり適当にやってたんですよね。学生のときにはそれなりに気を払って定期的なメンテナンスをしていたんですが、働き出してからは忙しさとストレスが原因で、というかそれを言い訳にしてロクに手入れをしていませんでした。それに加え、「靴なんかしょせん道具なんだから適当に扱って構わん、気が向いたときに手入れすれば十分」という変な方向での原理主義が芽生え、無精に拍車がかかったように思います。

 

今思えば、自分の持っている中で一番好きな「靴」というモノに対して「大事にしよう」という気持ちが持てない精神状態というのは、かなり危険だったなと思います。私の場合は、「全てにおいていい加減になる」という形で悪い方向に進みました。

 

大事なものに対してすらいい加減なので、もう無茶苦茶でした。仕事から帰ったらまずカバンを投げてましたね。カバンの中はレシートやらいらないパンフレットやらガムの包み紙やらのゴミで溢れてました。カバンが汚ねえ営業マンは仕事ができないとよく言いますが、当時の私がまさにそうでした。

 

仕事内容が合っていなかったのもあるとはいえ、仕事中はほとんど思考停止してましたね。支社に帰りたくなくて、営業が終わったらできる限りタバコを吸って時間を潰してました。さいあく~。

 

仕事といえば、営業活動中の駐車場代、電車の運賃、タクシー代なんかの経費を精算しなければいけないのですが、それも期限ギリギリまで溜め込んで一気に消化したりしていました。

 

プライベートになれば、色々と上手くいかないことへの不満から、刺激を求めて高額な買い物、ドカ食い、いらんものを通販で買いこむ、などの浪費につぐ浪費。もうアホかと。

 

靴に対していい加減になったことが全ての原因、とまでは言えないかもしれませんが、綻びの一端であったことは間違いないと思います。全ての人に当てはまることではないでしょうが、たまに本屋で見かける「靴磨きで人生を変える」みたいなタイトルの意味が少しだけ分かるようになった気がします。

 

試験勉強をしていて感じたことなんですが、何か一つの部分がダメになると、途端にガラガラ崩壊してしまうタイプなんですよね。勉強で言うと、自炊、掃除、筋トレあたりが密接に絡んでました。自炊をサボってコンビニに頼ったり、部屋が荒れると勉強のパフォーマンスも落ちちゃってました。

 

私の場合、靴の手入れという一見地味な作業が、仕事に繋がっていたみたいです。手入れしない→ものを大事にしない→カバンの中身整理しない→書類整理できない→仕事遅くなる、みたいな。

 

10月からの仕事は、性格にも合っているし、知的好奇心が刺激される内容で、とても楽しみです。全力で頑張りたいと思います。そのためにも、仕事から帰ったら靴のブラッシングをする!カバンの中身全部出していらんものは捨てる!この2点をまずは徹底しようと思います。あと家計簿も忘れない。

 

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シェットランドのストレートチップ、失業×面接×炎天下×豪雨、という最悪な環境を共に駆け抜けてくれたにも関わらず、乾いてガサガサになってしまっていたので、土下座しながら磨きました。もう「しょせん道具」とか言うの止めます・・・。大切な仕事道具です・・・。

 

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シェットランドは雨にすこぶる弱いことも判明したので、悪天候時には2504NAを履いて通勤することにします。ひび割れ起こさないように大切に履きます。はやく働きた~い。

釣り初心者が1人で淀川へ特攻した結果

アァ魚が釣りてェ、アタリの感触を味わいてェ、なんてことをアヘアヘ言いながら過ごしているうちに、釣りへの衝動的な欲求に駆られ、気が付くと自転車を漕いで淀川へ向かっていました。およそ24歳がする行動とは思えませんが、大阪の中心は駐車場代がたけえので、車を持てんのです(そこじゃない)。

 

自宅からの距離を考えると、阪神淀川駅あたりが都合が良いんですが、現在淀川の南側は下水工事だかで数キロに渡りベルリンの壁並みの障害物が築かれているので、迂回して十三大橋まで向かう必要がありました。メンドクセ(^ω^)

 

私は淀川・キビレ・ラボラトリーに強い憧れがあり、早くブログでシジミングに興じる翁について書きたい・・・。そんなことを考えながら、サカナクションを聴いて目的地へ向かいました。夜釣りじゃないです(^^)朝5時です(^^)

 

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せめてホーリーダンスにすべきでしたかね(^ω^)

 

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はしゃいで何故か途中のグランフロントを撮影していました。まぁキビレは盆過ぎたら別次元に転送されるらしいから、適当にジグ投げてシーバスでも釣ろか(^^)ハゼもいそうやな(^^)

 

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到着です(^^)本当はもう少し北側で釣ろうかと思ったのですが、工事中で奥に行けなかったので橋下で釣ることにしました(^^)

 

早速蚊の大群から熱烈な歓迎です。苦し紛れに日焼け止めスプレーを噴射したらどっかにいきました(^ω^)

 

さて、転職の面接において「趣味は何ですか?その趣味の面白い点も教えてください」という問いに対し、

(  ՞ਊ ՞)<釣りです。準備したことに対して結果が出るのが面白いですね。

(  ՞ਊ ՞)<まず、何を釣りたいのか、その上でどのポイントにいくのか。

(  ՞ਊ ՞)<そしてターゲットに合わせた適切な仕掛けの用意。

(  ՞ਊ ՞)<それらを事前に用意し、狙い通りの結果が出たときは最高です。

(  ՞ਊ ՞)<いや~、釣りって、本当にいいもんですね!

などと、業務への用意周到さを口達者にアピールしていた私ですが、今回は衝動的な釣行となりましたので、準備はロクにしてません^^海釣りの道具しかないです^^

 

色々と吟味した結果、ジグヘッドにジグサビキで何某かを狙うという一見破綻した仕掛けで挑むことにしました。しかし大丈夫です。私はこの組み合わせでサバを次々と吊り上げましたからね。サバはアホですね^^

 

小さな魚の引きも楽しむのが私の流儀です。ロッドはシマノのライトゲーム仕様のものにしました。ハゼでもギルでもかかってこいや^^

 

記念すべき第一投です!

 

・・・(^ω^)

流石に一発目からとはいきませんね^^違うところへキャストしてみましょう。

 

・・・ん?ロッドグイー

根がかりです(^^)これが噂の淀川の根がかりですか。一投目でかかるとは。よくみたら岩場だらけですね(^^)泣く泣く次のジグヘッドサビキコンビを装着します。

 

ガシャーン!

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チャリが倒れてカバンも逝きました(^^)というか、ここは足場が酷いです。淀川のくせに砂のキメ細やかさは一丁前で、粒子が小さいので拭いても吹いても泥が落ちません。

 

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靴もこのザマです・・・。このときみたいに似非英国人を気取って

(  ՞ਊ ՞)<今日はテスト川にフライフィッシングに来ました。足元はジョンロブです。ははは。

ってくだりをやろうと思ったのですが、やめといて本当に良かったです。

 

気を取り直して再度キャストします。

・・・(^ω^)アタリがきませんね。というかこの場所、上をひっきりなしに阪急電車が通過するので、振動でアタリもクソもないですね(^^)

 

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後ろの葦が生えているあたりでは、何かの野生動物が蠢いており、ガサガサうるさいです。ハッテンをしにきたおっさんかと疑いましたが流石に違いました。鉄塔付近で釣りをするときには気を付けます(^^)

 

アタリはないわ足場は酷いわうるさいわで最悪なポイントですね!移動しましょう。

 

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移動完了です(^^)南下しました。視界も開けて、風が気持ちいいです。ただ足場の悪さは変わらず。蚊は消えましたが、猛烈な獣臭がどこからか漂ってきます。

(  ՞ਊ ՞)<いや~、淀川って、本当にいいもんですね!

 

目の前一帯に岩場の段差があることに一抹の不安を覚えますが、投げていきましょう!

 

三連発で根がかり(´;ω;`)オロロンオロロン

 

どうもジグサビキでは引っ掛かりますね。地味に前のポイントでもパワーイソメを消費してしまっていたのでここで在庫切れ。さて、転職の面接

(  ՞ਊ ՞)<釣り場の状況は都度変化するので、臨機応変な対応が求められるのもおもろいですね。ははは。

と、臨機応変さもアピールしていた私は、ジグサビキなどというふざけた仕掛けは止めにしました。やはり釣りは生き餌に限りますからね(^^)

 

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足元の岩場にカニがうじゃうじゃいるので、それを餌にします。チヌはカニが好きやからね(^^) すばしっこくて捕まえづらいかと思いましたが、意外なことに近づいても逃げないので、踏んづけて〆た後に針に掛けました。

 

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おもろい光景ですね(^^) 岩場にはカニがうじゃうじゃいてます(^^) 最高の釣り場ですね淀川は(^^)

 

キャストの際にカニが針から外れて飛んでいってしまわないか心配でしたが、飛距離もそれなりに出て安定してキャストできました。カニが何度も何度も飛んでいく姿を見るのはシュールでした。ははは。こらおもろい。

 

10投目くらいで根がかりしました(´;ω;`)ウッウッウッ… 橋下よりは確実にマシですが、全体的に根がかりしやすいですね・・・。さて、新たな餌にカニを確保しようとしましたが、一匹の仲間が踏みつぶされ、針に掛けられた上に何度も投げ飛ばされている姿を見て不安に思ったのか、急に私を避けだしました(´;ω;`)ウッウッウッ…

 

網も持ってきていないし、接近すると岩の隙間に入ってしまって捕獲できなくなってしまいました。10数分格闘しましたが、こらあかんわということで、しばらくカニの動きを観察しました。

 

結果、人が近づくと逃げるが、近くに石が飛んできても逃げないという革命的な発見をしたため、ひたすらカニに向って石を投げていました。やっぱ、淀川のカニングを・・・最高やな!

 

数匹仕留められましたが、カニが軽すぎて針から外れたり、馴染みの根がかりでロストを繰り返し、すぐに在庫切れとなりました。おまけに、デカい岩はゴロゴロしているくせに、投げるのに丁度いい大きさの石が意外に少なく、こちらも弾切れ。

 

もう少し粘ろうかと思いましたが、変な人が多いことで有名な淀川のことなので、このままでは私がカニに向ってひたすら石を投げてるヤバいおっさん」として近所の少年たちの間で語り草になってしまいそうなので、この辺で納竿としました。

 

釣果はカニ3匹という悲惨な結果(実質ゼロ)でしたが、汚いながらも自然と戯れてリフレッシュすることができました。

 

(  ՞ਊ ՞)<いや~、淀川って、本当にいいもんですね!

 

 

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さて、今回の記事を少しでも面白いと感じた人は淀川・キビレ・ラボラトリーを覗いてみてほしい。この記事の1000倍おもしろいから。私の敬愛するブログ。再開お持ちしております。おすすめ記事載せておきます。

 

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海釣りちゃうけどな。ははは。

難しそうな犬社会

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Youtubeでトイプードルの動画ばかり見ている。可愛い。小型犬全般あまり好きではない、というか嫌いだったのだが、最近はもうどうしようもなく可愛い。小型犬が苦手になったきっかけは、従妹の家で飼っていたミニチュアダックスだ。目が合えば「構え!!!!!!!!」と言わんばかりに突撃してきて、無視をすれば相手にしてもらえるまでギャンギャン吠えるような犬だった。小3の私は夜神月のような顔で「こいつ・・・馬鹿なんだ・・・」というような感想を抱いていた。嫌な小学生である。

 

その経験から、小型犬=かまってちゃんのアホ、という強引なレッテル貼りを無意識の内にしてしまっていたのであろう。上記の件は、従妹宅が気持ち悪いくらいに甘やかしていたので、そのせいだったと思う。きちんと躾ければむやみやたらに吠えるような犬にはならないだろう。

 

「いつか俺もトイプードルと暮らしてえなあ」と伸びた汚ねえヒゲをジョリジョリ言わせながら日々呟いているわけなのだが、如何せんその「躾け」というのが難しそうだ。犬は賢い動物だと思うが、どういうアプローチでどのくらいの時間をかければ言葉を覚えるのか、イメージが湧かない。実家では犬を飼っていたが、買い始めの頃は私は小1だったので、躾けというよりは同じレベルでじゃれあっていただけだった。

 

加えて難しそうなのが犬の社会化。1歳くらいになるまでに、他の犬と十分に触れ合っていないと、他の犬や人間と上手くコミュニケーションできない可能性が高まるとどこかで見たことがある。散歩中に他の犬を見かけたら、積極的に挨拶させにいくべきなのだろうか。トラブルになりそうで怖い。実家の犬の散歩をしているときは、他の犬とすれ違っても極力接触させないようにしていた。特にそれで問題はなかったので、それでもいいのかもしれないし、単にウチの犬が穏やかな性格なだけだったのかもしれない。

 

家の近所に公園があるので、たまに1人で散歩することがある。大きめの公園なので、犬を連れている人もよくいる。その公園では、割とみんな積極的に他の犬と交流をさせているようだった。ただ、飼い主同士はというと、特に言葉を交わすでもなく、若干気まずそうにしていることも多い。

 

こないだ見かけたトイプードルとチワワのセッションでは、チワワが執拗にトイプードルの尻の匂いを嗅いでいた。「クンクン」という擬音が公園内に木霊するくらいの勢いだった。その内、チワワが妙にそわそわし始め、「あ、これはやるな」と思った瞬間、チワワがトイプードルにのしかかり、腰を振り始めた。身も蓋もない言い方をすると、交尾が始まった。

 

チワワの飼い主は「コラッ!」と言いながらトイプードルからひっぺがし、そそくさとその場を後にした。トイプードルの飼い主は「信じられない」という表情で、愛犬をきゅうと抱きしめていた。

 

そんな一連のやり取りを見ていて、飼い主たちがどういう意図で犬を触れ合わせたのかが分からなかった。「あら~可愛いですね~」というようなやり取りもなく、努めて事務的な表情で犬たちを触れ合わせたところ、交尾勃発、撤収、みたいな感じだった。「めんどくせえけど犬がいきたがってるしなぁ」というような具合なんだろうか。自分で言っていてよく分からなくなってきたが、兎に角、「え、犬の散歩するのにあんなに難しそうなやりとりしなきゃなんないの?」と一抹の不安を覚えた。当面、犬を飼う予定もない癖に。考えすぎなのだろうか。

 

ドッグランで悲惨な事故が起きることもあるようだし、ノーリード散歩を結構な頻度で見かけて「あぶねえな」と思うことも少なくない。都会には人間が多いので、飼われている犬も当然多くなる。散歩できるような公園には犬連れが多く集まる。田舎にはない、都会ならではの難しさがありそうだ。

 

余談ですが、赤毛のトイプードルって、唐揚げに似てません?

 

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カメラについて

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再就職への不安が消え、心の安寧を幾ばくか取り戻した後、撮り溜めていたフィルムを現像に出してきた。半年以上放置していたので、どんな写真を撮ったかも覚えていなかった。忘れた頃に現像し、「さてどんな写真があるかな」とワクワクできるのもフィルムカメラならではの楽しみ方だろう。上の写真は、土砂降りの夜に自宅のベランダから撮ったものだ。「こんな真っ暗ではロクなものにならんだろうな」と思いつつ撮ったことを覚えているが、雨粒がストロボの光をキャッチして、冬の日本海側の都市を思わせる仕上がりになった。実際は、灼熱都市・大阪なのだが。

 

この写真を現像しに行った日、ふと見慣れないカメラ屋の看板を見かけた。何度も行ったことのある場所だったので、「こんなところにカメラ屋なんてあったか?」と思いながら、好奇心で入店。狭い店内の中で、常連と思しき客と店主が話し込んでいた。

 

気まずさを感じながらショーケースの中を物色していると、「気になるものがあったらいうて下さいね」と、気さくな店主。中古カメラ屋によくいる、どこぞの山脈のような険しい表情でムスッとカウンターに鎮座している親父、ではなく、のどかな里山を思わせる、優しいおっちゃんだった。

 

対応に気をよくした私は、ショーケースの下隅にあったミノックスのスパイカメラに目を付けた。存在そのものは知っていたが、実際にまじまじと見てみると、「如何にも」な感じがして、所有欲を満たしてくれそうな印象を受けた。出自がバルト三国というのも、また渋い。「その昔にスパイが実際に使っていた」以外の情報を全く知らなかったので、「フィルムは何を使うのか?」と聞くと、専用のものがあるらしい。現在も一応生産は続いているようだ。「八百富に置いとるんちゃうかな?」と常連客のおっさんが呟く。店主はというと、「描写は大したことないが、面白いカメラだと思う」ということだった。「昔はこれもよう売りましたわぁ」と思い出を語っていた。簡単に調べてみたところ、レンズの描写は中々馬鹿にできない出来ということだった。実際に使ったことがないので、真偽のほどは定かではない。

 

店内にはレンジファインダー機が多く並んでいたため、「レンジファインダーを初めて持つとなるとどこのものがおすすめか?」ということを聞いた。店主は「それはライカだ」と即答した。店主は敬虔なライカ教徒であった。ライカファンと話したことが無かったので、純粋にライカの良いポイントを聞いてみたくなった。店主の所感はざっくりと、「国産カメラは写りが良すぎて味気がない」「ライカの真髄は引き延ばしたときに現れる」というような感じだった。

 

要は「ええ雰囲気の写真が撮れまっせ」ということだった。ニコンファンの私としては、F2が報道カメラ界を牛耳っていたことが象徴しているような、愚直なまでの写実性に惹かれる部分がある。そう言ってみればそれらしく聞こえるが、入門機であったニコンd5200を2年と少し使っただけで、フルサイズデジタル一眼には目もくれず、「フィルムの雰囲気が欲しい」と絶叫しながらローライ35を買ってはしゃいでいた身としては、店主の言う「ええ雰囲気」に関しては、もっともだと言わざるを得ない。

 

話を聞くうちに、店主はライカ教徒、というよりは聖地・ドイツ製カメラの写りが好みらしいことが分かってきた。「前にはローライ35を使っていたが、壊れてしまったので今はニコン35Tiを使っている」という話をしたところ、「あぁ、ローライならええ写真が撮れますね」と返ってきた。そこからは機械式VS電子式の話になり、「電気なんか回路がいかれたらそれで終いやのになあ」というようなことを、常連客と店主が口を揃えて話していた。

 

2人の話には一理あるし、ローライを使っていた時には私もそう思っていたが、電子式は楽である。めちゃくちゃ。私は不器用なので、機械式の場合にはしばしばフィルム装填を失敗したり、巻き上げレバーが嫌に固く、強めに巻いたらカメラの中で「ブチィ」とフィルムが避ける音がしたり、せっかく撮った写真を己の不手際で台無しにすることも少なくなかった。

 

35Tiに変えてからは、フィルムは自動で巻いてくれるし、設定は全部オートだし、沈胴式のレンズをいちいちずっぽずっぽする、ローライ独特の儀式をせずに済む。「なんて優秀なカメラだ」と涙しそうになったほどだ。

 

しかし、機械式のロマンもよく分かる。このイデオロギーの対立は、まんま時計の電波VS機械式に当てはまるだろう。実用性で機械式は電子式には敵わない。けれども、じっこじっことフィルムを巻きながら、その場の明るさ、対象までの距離を目で測り、いちいちダイヤルを回して設定し、「俺は"写真機"を触っているのだァ」と誰に対してかも分からない優越感の中で写真を撮る楽しみは、とても良くわかる。所詮私は現像した後にCDに焼いてもらう程度の極々ライトユーザーなので、本格派の人から言わせれば「何を分かった風に・・・」ということになるだろうが。一時期、自宅現像をしようか試みたこともあったが、下調べの時点で面倒になってやめちゃいました。ハイ。

 

というわけで、機械VS電子の最終的な結論を出せないコウモリ人間の私がすべきことは、ライカを買うでもミノックスを買うでもなく、ローライを修理に出すことである。撮影自体は出来るのだが、撮り終わった後にフィルムを巻き上げるための歯車が回らなくなってしまった。撮りっぱなしで終わってしまうのである。言うなれば、「道は走れますが駐車はできません」というドライバーのようなものだ。使い物にならない。

 

堺だかどこだかにまだ修理をしている店があると見たことがある。早いうちに持って行った方が良さそうだ。3万くらいでなんとかなるだろうか。「絞り」が何なのかということを教えてくれた思い出深いカメラだ。それっぽいお洒落なカフェによく置いてある、埃と錆だらけのオブジェにするにはあまりに勿体ない。

 

 

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最後に、「35Tiは味気ないカメラ」という印象を持たれた方がいらっしゃるかもしれないが、個人的にはそんなことはないと思う。まぁ、引き延ばしとか、したことないんですけどね。写真は竹生島へ出発する前に長浜の港で撮ったものだ。生憎の雨だったが、湿っぽくてどこか鄙びた雰囲気を上手く表現できていると思う。釣りいきてー。

 

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はやくフルバージョンを公開してほしい。「SHISEIDO、GINZA、TOKYO」の三文字は、「KANENASHI、MUSHOKU、OSAKA」の私からすると、あまりにも、眩しい。

3年越しの自己紹介

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気が付けば初投稿から3年たっていたので、いい加減に自己紹介記事を書こうと思います。日本人は3という数字が好きですからね(?)

 

画像は先日メルカリに出品したバブアーです。

 

・誕生

山一証券が倒産する9か月前くらいに生まれる。

 

・1~3歳

記憶がない。母によると東京に旅行中、喫茶店の灰皿を投げたらしい。

 

・3~5歳

幼稚園に入園。母に連れられ教室へ。母が帰るのを見て、捨てられたと勘違いし号泣。周りの園児に慰められる。

 

〇小学生時代

勉強も運動も大したことのない平凡な生活を送る。

 

・6歳

小1。ほとんど記憶がない。担任の先生がめちゃくちゃ達筆だった。

 

・7歳

小2。サッカー少年団に入る。碌に練習をしなかったので6年生までベンチ。土日はムシキングに興じる。

 

・8歳

小3。『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』から笑いのノウハウを獲得、「ちょっと面白いやつ」くらいのポジションを獲得する。ゲームのしすぎで視力が低下、母親に烈火の如く怒られる。眼科で「視力の低下は9割遺伝です」と医者に言われ、「俺悪くないやんけ」と開き直る。眼鏡に強いコンプレックスを覚え、中学に入るまで学校ではほとんど裸眼で過ごしていたので視力悪化が加速していく。

 

9歳

小4。サッカーの練習は全くしない癖に、昼休みのドッジボールだけやたら上手くなる。熱中しすぎて肩を外し、ボールを投げるのがトラウマに。以降は肩に負担のかからないサイドスロー派(めっちゃ変)に転向、暴投を繰り返すので皆に鬱陶しがられる。この頃から運動音痴を自覚する。

 

10歳

小5。デュエルマスターズから遊戯王に転向しようとするも、カード効果が理解できず挫折。対戦した友達に「まあ強さはデッキの使い方によるから」と言われムカつく。この頃、「学校でウ〇コをするのは恥ずかしいことではないんだ」と気付く。今思えば、担任がかなり人格に問題のある奴で、習字の授業に習字セットを忘れ、3回思いっきりビンタされた。

 

11歳

小6。昼休みの過ごし方の主流がドッジボールからバスケに変わる。シュートで例の如く暴投するのでボールが回ってこなくなる。この頃までサンタを信じていた。

 

〇中学校時代

自意識が大変なことになっていた。どうやったらモテるかということばかり考えていた。

 

12歳

中1。「足がダメなら手だ」という訳の分からない理論でバスケ部に入部する。周りはミニバス経験者ばかりの上、またも練習をしないので当然のようにベンチ。試合に1回も出なかった気がする。応援もめんどくさいのでサボるというカスみたいな部員だった。授業中にギャグを飛ばし、クラスメイトかなり笑わせていたが、やりすぎたためにこっぴどく叱られ、以降大人しくなる。

 

13歳

中2。急に運動神経が良くなる。足が速くなり、持久力がめちゃくちゃ上がった。学年でトップ15くらいには入っていたと思う。ただ、運動神経の良さは体力テストのとき限定であり、バスケは下手なままだった。流行りのママチャリに買い換えたいがために、親に買ってもらったそこそこ高いブリジストンの自転車でガードレールに激突し、破壊する。最低。何故か人生で1番のモテキに突入し、初めて彼女ができる。しかし恥ずかしくて避け続けるという最低っぷりを発揮。付き合って3ヵ月くらいのとき、友達に「最近彼女とどうなん?」と聞かれ、羞恥心から「いやもう興味ないし別れたいわ」とうそぶいたところ、真後ろに本人がおり、その日に電話でフラれる。貯めた小遣いでレッドウィングを買い、靴好きになる。

 

14歳

中3。急に成績が伸び、学年で5番をとる。事前に父親と「15番内に入ったらPS3を買ってもらう」という契約を交わしており、その後はゲームをやりまくり成績が徐々に低下する。ひたすらBF3をやっていた。また、昼休みにキャスター椅子で廊下を疾走するというアホなことをしていたら給食台(超デカくて重い)に激突し、手を折る。これを機にバスケ部を退部し、帰宅部生活を謳歌する。校長から「陸上部に入れ」という謎の勧誘を受け、困惑する。身長の伸びが止まり、「人生設計が狂った」と騒いでいた。

 

高校時代

地元の自称進学校に入学。普通科ではなく理数科(陰気な人物が多い)に入ったために性格が暗くなる。部活には入らず。

 

15歳

高1。入学ガイダンスに遅刻する。そのうえ、入る教室を間違え女子しかいない教室に突入、失笑される。その後の全校集会で課題を解いている猛者を見かけ、高校生活に不安を覚える。物理のテストで18点を叩き出し、早い段階で文転を決意する。

 

16歳

高2。付き合っていた彼女が超ド級のメンヘラで、対処法を考えていたら退学してしまった。朝イチの数学の授業に遅刻しかかり、担当教師が怖かったため全力で自転車を走らせたところ、通常15分かかる道を6分で走破。全ての信号を無視したので、途中で3回くらい死にかかる。難易度を全く無視し、「司法試験合格率が高いらしい」という理由だけで一橋を第一志望にしていたところ、担任から「正気か」と叱られる。

 

17歳

高3。ワールドカップを観てロッベンに惚れる。サッカースーパープレイ動画を見ることにハマったせいで「無回転フリーキックをマスターする」と言い出し、一人公園で練習していたら、下手さ加減を見物人の小学生から煽られる。無回転フリーキック習得と一橋進学を諦める。友達の家で遊んだウイイレにハマり、後に大学でFIFAばかりやっているというクソ生活の礎となる。この年はセンター数学ⅡBの平均点が39点という異常な難易度で、34点を獲得。他科目の点数が良かったためになんとか目標に乗り、第一志望の関西の大学へ進学。なお、センター数学ⅡBが終わった後、「俺、この後の物理で100点じゃなかったらパイパンにするわ」といっていた人物がいて、爆笑した。ほんとに100点を取ったらしい。すごい。

 

〇大学時代

一人暮らしにより自由を手にする。あまり褒められた学生生活ではなかった。

 

18歳

1回生。「一人暮らしだ、全裸でゲームしても怒られないんだ」とはしゃぐ。金がないので鶏むね・卵・玉ねぎ・ブロッコリーだけ食べていたら8キロくらい痩せる。ダメな大学生のテンプレ通り、GW後から授業をサボりだす。人生で一番痩せていた。冬季オリンピックで観た平野歩夢に憧れスノーボードを始めるが、3回目くらいのゲレンデで豪快に逆エッジかまし、靭帯を損傷する。しばらくふさぎこむ。神戸に移り住んだことで「俺はもうシティボーイだ、POPEYEとか読んでもいいんだ」と息巻いていた。とある集まりにて小粋なワインバーで飲む機会があったのだが、大人の雰囲気に困惑し、奇怪な行動を連発する。「し、白ワインで。え、飲み方?えーと、グラスで」という謎のオーダー、ピスタチオの食べ方が分からず殻ごと食べるなど、周りを困惑させる。

 

19歳

2回生。大学で初めて彼女ができる。その彼女が大変なメンヘラで、その元カレは更に磨きのかかったメンヘラであり、私と彼女が家で過ごしていたところに元カレが突撃してきて修羅場になった。元カレは「話をしよう」とか言っていた。誰だお前。とどのつまり「浮気してました」ということだった。当然「じゃあもう別れようね」ということになったのだが、後日彼女から「後悔している、もう一度やり直したい」と連絡が来て、私の家で話だけ聞くことになった。要約すると

彼女「元カレといても幸せになれないって気付いた!好き!やり直して!」

私「今回が2回目の浮気だったわけだけど、もうしない自信はあるのか」

彼女「その自信はない!」

私「帰れや!!」

という、ギャグみたいなやり取りがあって、2人の出身地である県がしばらく嫌いになった。別れた後は「コントかよ…」と泣きながらベランダでレッチリを聴いていた。

 

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20歳

3回生。TSUTAYAでバイトをしており、客にとあるアダルトビデオの場所を聞かれたので探してあげたところ、「すごい!!!このAVの山で何でそんなすぐに分かるんや!?!?!?!あんたは天才や!!アダルト職人や!!」と店内で絶叫され、周りの客が吹き出す。その話を友人にしたところ、本当はCD担当なのにAV担当だと勘違いされた。

 

21歳

4回生。就活が終わったタイミングでブログを始める。その後のことは今まで書いてきた記事と被るので省略。

 

恥の殿堂のような自己紹介記事になってしまいました。嫌いにならないでください。

 

 

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アジカンの新曲、めっちゃいいので皆聴いてください。